カブト・クワガタ飼育記
2000年4月
5日(水)

メタリフェルの幼虫が残り3頭になっている。この内一頭は先日、蛹化していたが飼育ビンの中を覗くと羽化していた。蛹室の中に脱皮した皮があり少し羽を広げた状態でじっとしている。左程大きく無く小型から中型の大きさである。3〜4日は羽が固まるのを待ち、そして中を割り出してみよう。

又、他の一頭も蛹化していた。これもまたまたオスである。まだ活発に動いており蛹化して時間が経っていない様だ。これが羽化するとオスは合計4頭となる。メスが5頭おり子孫繁栄を目指しブリーディングできる。残り一頭の幼虫は動きも鈍く蛹化が近づいている模様。しかし合計13頭いた幼虫は現状の成虫・幼虫を合算しても2頭足りない。一齢期或いは二齢期に共食いした可能性がある?


蛹が羽化していた。オスだ!


この幼虫も蛹化した。またまたオスだ!


16日(日)

これまでラオスアンテとアマミヒラタは腐葉土で飼育していたが、今日それぞれをマット飼育へ切替えた。ラオスアンテは先月末に帰国されたGさんからメタリフェル用で頂いた微粉マットへ、そしてアマミヒラタは幼虫用の発酵済みマットへ引っ越しした。これはマット産卵が目的で腐葉土ではまず産卵をしないからだ。しかし、メタリフェルはマット産卵が可能であるがこの2種は基本的に産卵木での産卵が主である。よって上手く産卵するかは不明であるが腐葉土より確立は高いと判断した。


マットへ引越し、ラオスアンテ


アマミヒラタはフスママットへ


メタリフェルの幼虫は残り2頭となった。一頭はすでに蛹化しておりオスである。もう一頭は蛹室が瓶の中側にあり中の様子が良く見えない。また、先日頂いたオオクワの蛹は私の作った人口蛹室の中で生き延びている。体の色も茶褐色となり羽化が近づいているのかも知れない。

メタリフェルの蛹。オスだ


オオクワの羽化が待ち遠しい


17日(月)

前日に体色が茶褐色になったオオクワの蛹が今日☆になってしまった。羽化不全だったようだ。そもそも蛹室が無い状態で頂き私が無理矢理、見様見真似でマットを固めて蛹室を作ったのだ。相当な無理があったようだ。

また、メタリフェルが羽化した。まだ、飼育ビンの中にいれているが脱皮した皮が外から見える。

 

21日(金)〜23日(日)

河谷隆司氏主宰の昆虫教室に参加した。結果は昆虫教室参加記にあります。

 

24日(月)

昆虫教室で採集した昆虫たちの飼育ケースが不足している為、クレメンティRD沿いの金魚屋で大型ケース1個、中型ケース3個を購入した。ヒメカブトのツガイには狭いケースしか無かったがこれで一安心であろう。新しいケースに移した途端メスは腐葉土の中に潜って行った。今日のヒル交尾らしき行為を子供が見たと言っていたが産卵の準備かも知れない。特にヒメカブトの寿命は短い為、早めの交尾・産卵が望まれる。

 

昆虫部屋の飼育ケース

ヒメはこの小さいケースから中型ケースへ


26日(水)

脱走事件が発生した。シカクワガタ オスがケースの蓋を抉じ開け脱走したのだ。早朝、家内が脱走した空のケースを発見し飼育担当の次男と学校に行く時間ぎりぎりまでいっしょに家中を探索したらしい。(私はすでに通勤途上)。:懸命の操作に関わらず結局は見つからなかった。しばらくすると階上のバクテーさんの奥さんが窓を開けた瞬間、クワガタらしきものが家の中に入ってきたらしい。脱走したシカクワガタだった。これはラッキーであり無事シカクワガタは我が家に戻ってきた。それともシカクワガタにはバクテーさんちの方が良いのかな?

 

27日(木)

またまた脱走事件が発生した。今度は長男が飼育を担当しているマレーヒラタクワガタ メスだ。これは幸い家の中を探索した結果、トイレの中で発見した。これも蓋を抉じ開け脱走した模様だ。飼育に夢中になり子供たちも蓋をきっちりしていなかったのであろう。前日に続いての脱走事件で我々は蓋はきっちりするようになったのは言うまでも無い。

 

28日(金)

オオクワの幼虫の内一頭が蛹化していたが中を覗いてもじっとしている為ケースから取り出す事にした。中から出てきたのは.....蛹の死骸。残念なことに羽化不全で☆になっていた。原因は分からないがオオクワの幼虫が今週続けて☆になってしまった。気温が高すぎるのか?

最後のメタリフェルを飼育ケースから取り出してみた。こちらはやや大型のオスが元気に顔を見せた。これでメタリフェルはオス4・メス5となった。産卵までいけるか?!