カブト・クワガタ飼育記
2000年3月
5日(日)

先月4日以来約一ヶ月振りに飼育ケースから腐葉土を全部取り出し天日干しをした。飼育ケースの中は昆虫の小水で汚れておりケースも丸ごと水洗いした。天日干しにした腐葉土を奇麗に洗ったケースに入れ十分な湿気を霧吹きで与えた。ラオスアンタエス、アマミヒラタも快適な環境にホッとしているだろう。

又、メタリフェルの幼虫は蛹化している数頭が羽化し始めた。中を暴いてみたいものだが羽化後一週間は羽が固まらない為取り出さない方が良い。来週末に覗いて見よう。

昨日、昆虫を介して知り合ったSさんの送別バーベキューが開催され子供たちと出席した。出席者は今月帰国されるSさん家族、いつもお世話になっているまりとさん家族、そしてSIMON家だ。

ただ当地きってのクワガタブリーダーであるGさんが今月の本帰国を控えその準備の為、日本に帰国され不参加であったのは残念であった。バーベキューはそれぞれが持ちよった大量の焼肉、野菜、そして餅があっと言う間に食い尽くされた。例によりSさんが冷酒を2本持参され私と二人で飲み干した。

案の定今朝は二日酔いで体がだるかった。

いつもながら昆虫の話し、インターネットの話し、などなど楽しい時間を過ごせ皆様方ありがとうございました。しかし良く食ったにも関わらずうちの子供たちはまだ食べられたと帰宅後漏らしていた。

やれやれ。

 

6日(月)

今日、仕事を終え帰宅すると子供たちがメタリフェルぺレンホソアカクワガタの成虫を取り出していた。昨日は来週末に取り出してみようと思ったが子供たちが羽化後動いている成虫を発見し取り出したのだ。出て来ていたのは体調23mmほどの超小型のメスが3頭である。

見た目はミラビリスのメスと殆ど変わり無い。以前、Gさん宅で拝見したものとは比較になら無い程小さい。早速、飼育用のケースに移した。こうなればオスの羽化が待ち遠しくなった。ツガイにし産卵を今後狙いたい。

又、ようやく標本にしようとしていたオウゴンオニクワガタの乾燥が終わり標本箱に入れた。ツガイの為、見栄えもまずまずだ。


体長は23mm、超小型


羽化した3頭


やっと羽化して僕は嬉しいよ


オウゴンオニクワガタは仲良く標本箱へ


12日(日)

子供がオスの蛹を発見した。ちょっと小振りだか中がよく観察できるところに蛹室を作っていた。メタリフェル特有の長い大顎が良く解る。恐らく後2〜3週間で羽化するであろう。初のオス誕生が待ち遠しい。


このメタリフェルの蛹はオスだ!


同じ蛹。真ん中の上下に大顎が見える


23日(木)

今週もメタリフェルの蛹が3頭羽化した。これで計6頭が成虫となったが総べて20〜25mm程度の小型のメスだ。以前、ご近所さんのバクテーさんに幼虫を分けたが一頭が☆となった為、今日メスの成虫を一頭お分けした。幼虫は蛹化しているものを含め残り6頭である。(蛹化の内2頭オスを確認)。

確かうちには13頭の幼虫が居たはずである。勘定が合わなくなっている?。どこかのビンに2頭入れたかな?

 

26日(日)

今日は久し振りにラオスアンテとアマミヒラタの腐葉土を取り替えた。取り替えると言っても腐葉土を取り出し天日干しにするだけである。ただ、飼育ケースにはクワガタ達の小水を含む匂いが充満している為それを取り除くにも腐葉土の天日干しは効果的である。

腐葉土を取り出している間、ラオスアンテとアマミヒラタのオスを対決させた。ラオスが大人しくあまり白熱しなかった。

天日干した腐葉土

ラオスアンテ(左)とアマミヒラタ(右)の対決

大きいでしょ


メタリフェルの幼虫オスが一頭羽化した。白い部分が見えまだ羽化して時間が経ってないとおもわれる。また、蛹化している蛹も一頭はオスのようだ。現在、羽化したものはすべてメスなので今後、交配→子孫繁栄が期待できる。また、三齢幼虫も大きくなっておりこのサイズはオスの期待感が高まる。飼育部屋の気温を下げて巨大化を図ろう。

メタリフェルの飼育ビン


♂が羽化した模様(12日飼育記参照)


三齢幼虫、多分♂かな?


28日(火)

遂にメタリフェルホソアカクワガタ オスの羽化を確認した。26日に羽化しているのは確認したが成虫はそのままマットの中に入れていた。仕事から帰宅すると子供たちが飼育ケースから取り出し別のケースに移しておりお待ちかねのご対面であった。体長を測ってみると45mmであり小型の成虫である。


蛹室が残っていた

羽化したメタリフェル オス

体長は45mm


本日、帰宅途中で当地きってのクワガタブリーダーであるGさん宅に寄って来た。今月末に日本に帰国されるのであるが荷物の整理で昆虫の処理が進まず分けて頂いた。まず、処理に困られていたのはうちにも居るメタリフェル。大小の飼育ケースで3つ頂き、2ケースをご近所さんのバクテーさんにお裾分けした。

又、オオクワガタの蛹、幼虫も頂いた。蛹はメスで蛹室から取り出されており帰宅後私が見よう見まねで蛹室を飼育ケースの中に作った。最初は底・周辺を固め、段ボールの切れ端で蓋をつくりその上にマットを敷いた。羽化不全が心配であるが、このまま様子を見るしかない。オオクワガタの幼虫は気温20〜22度で菌糸ビンで飼育されたものである。やはり3齢期は低温飼育すると幼虫は巨大化するのである。本来は既に蛹化する時期であるがそれを通り越して未だ幼虫であるとの事。帰宅後これも本日頂いたマットに移し替えた。羽化後の成虫が楽しみだ。

Gさん、最後までお世話になりありがとうございました。


人工の蛹室を私が作った

ペットボトルの口とほぼ同じ大きさの幼虫


31日(金)

メタリフェルが続々と羽化している。今回は顎の長いオスである。これはGさんから三齢で頂いた幼虫であり羽化後も中々の成虫である。体長を測ると56mmあった。オスが2頭となりメスとの相性を見ながらツガイとしていき産卵を目標としていこう。


今回羽化した♂は顎も長くかっこ良い


体長は56mm