カブト・クワガタ飼育記

2000年2月
4日(金)

明日から5日間、旅行に行く為家を空ける。よって昆虫の世話も出来ないので十分な湿気と餌を与えて行こうと考えていた。今日、会社が旧正月前で半日のみの出勤となった為早々に帰宅し作業をおこなうとした。

ところが何と!家内が飼育ケースから腐葉土を全部取り出し天日干しをしているではないか。どうも新しくフレーザーから持ち帰って頂いた腐葉土の中に微生物が大量に発生し飼育ケースの中にウジャウジャいたらしい。天日干しされている腐葉土を見ると蚤のような小さな虫がピョンピョン飛び跳ねている。

それにしても凄い数だ。よってこれは廃棄し予備の腐葉土と入れ替えた。お母さん、ご苦労様でした。又、メタの幼虫には十分なる水分を与えてあげた。

又、標本ドライヤーで乾燥させている標本にダニがまとわりつく事が多い。こまめに掃除している。

18日(金)

当地きってのブリーダーであるGさんから先月頂いたメタリフェルの幼虫の内、3頭が蛹化していた。時期的に少々早いような気もするが生育が早いと聞いていたので今回の蛹化は小振りの蛹でメスかもしれない。小さい飼育ケースに仕分け板をしその中でこの幼虫を飼育していた為近々大きな瓶に移し替えようと考えていた。しかしこの蛹化により動かせなくなった。羽化するのは3月末かな?


蛹。少し動いている。


蛹室も確認できる。


又、☆になったコーカサスメス、コクワガタオスの乾燥が終わり標本箱に入れた。コーカサスはツガイの為見栄えが良く自己満足している。クワガタも国産種のみの標本箱でこれも気に入っている。

マレーシア・フレーザーヒル産コーカサスのツガイ


左からコクワガタ、ノコギリクワガタ、オオクワガタ


19日(土)

今日、当地きってのクワガタブリーダーGさん宅にお邪魔した。残念では有るが来月3月末に帰国されるとの事であり、そこで再度、その昆虫たちを拝見する事にした。また無理矢理、不足気味であったメタルフェル幼虫のマットを分けて頂くようお願いしていたのだ。

まず先月ブリードで羽化したミンダナオアトラスオオカブトとシカクワガタを見せて頂いた。ミンダナオアトラスは一見コーカサスと見違えるほど大きい。3本の角も立派であった。シカクワガタは体に茶色が奇麗な色があり珍しい種である。

幼虫用のマットは4Lほど頂き早速持ち帰った後小さなビンで飼育していた幼虫たちを大き目のビンに移してやった。最近、蛹化が始まってきておりこれで安心だ。

ミンダナオアトラスオオカブト


色が奇麗なシカクワガタのツガイ


マレーオオヒラタクワガタ



ライヒヒラタクワガタ


縦じまが鮮やかなアマミヒラタクワガタのメス

メタリフェルぺレンの幼虫が全部ビンに入った