カブト・クワガタ飼育記

2000年1月
11日(火)

今年初の更新は悲しいものとなってしまった。仕事を終え夜遅く帰宅すると子供たちが起きて待っていた。コーカサスの♀が☆となったのだ。ここ数日、ジョホールへの小旅行、このホームページの旅行記の更新と他に忙しく、あまり世話が出来なかったと少々反省している。

又、これは昨年11月のフレーザーヒル昆虫教室で家内が発見し採集した昆虫で家族も皆少し寂しそうであった。最近は動きも以前ほど活発ではなく寿命だったのかもしれない。

例によって早速標本にし昆虫ドライヤーの中に入れた。その時12月17日に標本にしたオオゴンオニクワガタの♀の乾燥がほぼ終わっていたので靴クリームでワックスを掛け標本箱に移動した。

昨年産卵した卵は全滅してしまった。(涙)。タッパ飼育がまずかったようだ。

コーカサスオオカブト ♀ 飼育期間 99年11月9日〜00年1月11日 計63日間

☆になったコーカサス ♀ 鏤々るるるるるるるるるるオウゴン♀は標本箱へ
15日(金)
13日夜、当地きってのブリーダーであるGさん宅にお邪魔した。なんと、メタリフェルぺレンホソアカクワガタの幼虫が大量に産まれたのだ。ざっと見ても70〜80頭が孵化したらしい。このクワガタは当然日本には生息しておらず顎が長いのが特徴で珍重されている。

Gさんとしてもクワガタを愛好しているとしてもここまでは飼いきれない。よって知人に分けているのである。日本では「あげる」と言った途端、瞬く間に持っていかれるらしいが当地では中々そうはいかないらしい。既にパックに入れられていた幼虫は合計25頭も頂いた。

私も社内で飼育希望者を募った所、4名が手を挙げたがこれにはその人達の分も含まれている。まして頭数分の飼育マットを分けて頂き恐縮の至りである。

。。これがメタリフェルぺレンホソアカクワガタだ!..るる.合計25頭の幼虫を頂いた。.........我が家は6頭を飼育していく事とした

ところで当地に材木関係の仕事をしている友人がおりオガコを大量に頂いた。これをGさんにお見せしたところ発酵させる必要があるとの見解であった。オガコを発酵させる事によりオガコに微生物が発生し発熱するらしい。その中で幼虫を飼育する事は無理であり、発酵後解熱させ飼育マットとして使用する。そうすれば微生物が幼虫の餌となり消化も促進させる作用があるらしい。

そこで空き箱でオガコを発酵させるべく水と小麦粉(添加材)を入れ入念に混ぜ返した。結構労力を要したがなんとか発酵させるまでの処理は終えた。あとは発酵するのを待つだけである。約1ヶ月ほど発酵=>発熱=>解熱に掛るらしい。

オガコは発酵を待つ状態になった..る....頂いた幼虫には3齢も含まれていた。
23日(日)
久し振りに時間が取れた為、昆虫達の腐葉土を取り替えた。それぞれを順に出していくとアトラスオオカブト ♀と日本産のコクワガタ ♂が☆になっていた。特にアトラスオオカブト ♀は昨年のフレーザーヒルで採集した最後の昆虫であり、これで採集したものは総べて☆になってしまった。

次に蛹化していた昨年3月のシンガポール日本人会昆虫教室で頂いたラオスアンタエウスの瓶を開けてみた所、小降りの成虫♀が出てきた。羽化していたのである。

☆がでた悲しさをこの新しい昆虫が吹き飛ばしてくれた。早速、昆虫ゼリーを与えると待っていたかの様に食べ始めた。羽化して初めての餌だ。体長は他のラオスアンテに比べるとかなり小粒であるが初めて羽化させた感動を親子共々味わう事が出来た。

アトラスオオカブト ♀ 飼育期間 99年11月7日〜00年1月11日 計74日間

...初めて羽化したラオスアンタエウスクワガタの♀ 。。。。。蛹の皮が取り出した時見つかった。。。。。☆になったコクワガタとアトラスオオカブト
25日(火)

突然であったがオウゴンオニクワガタの♂が☆になってしまった。このクワガタは12月の昆虫オフ会で当地きってのクワガタブリーダーGさんから頂いたものであった。前日に様子を見た所余り元気が無かったが餌を取り替え与えると食べていたので心配はしていなかった。珍しいクワガタであるので残念である。早速、標本にした。

☆になったオウゴンオニクワガタ♂

30日(日)

今月15日に作成してオガコマットが中々発酵しない事について当地Sさんからアドバイスを頂いた。どうも水が多すぎたらしい。作成時、乾燥していたオガコの発塵を押さえながら手で握って固まる程度水を混ぜたが結果的に多すぎたらしい。水の量は10%ほどで良いとの事だが私は40%もいれてしまった。従って、水分過多で発熱せず発酵に至らなかったようだ。このマットを乾燥後再度マット作りに挑戦だ!。