Australia Ayers Rock , Perth (2004年122日〜25日)

 

第4日(1月25日)

ウルル(エアーズロック)登山再挑戦

おっ!今日は雨の心配は無いぞ〜

登山口に今日も人は居ない

ゲートが開くのを待つが、、、

いよいよ旅行最終日となった。

昨日の登山中止を受け、今日の午前中まで滞在している者は昨日からのスライ
ドで無料にて登山ツアーに参加出来る。そしてその集合時間は6時45分。

6時起床を予定するも興奮しているのか4時半に目が覚めてしまう。家内も同様
だ。そこで思い立ったのが「南十字星観測」。暗い中リゾートの展望台へ家内と
出掛ける。この時期、朝4時〜5時頃に南の空に「南十字星」を見る事が出来る
のである。南の空を見上げると「んっ?」。それらしき星座を発見するが核心が無
い。取りあえず「多分あれかな?」との思いで部屋に帰る。(後日、星座盤で確
認するとあれで間違いなかった)。

さあ〜集合時間となりウルルへ最後の出発となる。天候は晴れており雨の心配
は無い。バスに乗り込むと子供達は準備に余念がなくいち早くイボイボ付軍手を
手にしている。

そして登山口に到着すると、、、ガ〜ン!今日もゲートが閉まっている!。

ガイドさんに確認すると強風の為ゲートが閉まっているとの事。昨日は雨、今日
は風と本当についていない。しかしゲートが開く可能性もあり取りあえず昨日の
参加者を含めゲート付近で待機する事になった。今、時間は7時15分であるが8
時までにゲートが開かない場合は今日も登山中止になるとの事。8時以降は気
温が上がり登山禁止になるのである。

これこそ神に祈る気持ちで待機していたが刻々と時は過ぎていった。しかし願い
叶わず無念にも8時になる。結局、今日も登山中止。参加者は皆、重い足取りで
バスに戻る。



強風の為、ゲートクローズ



ビジターセンター

カンガルーの剥製

リゾートに舞い戻り少し休憩した後、荷物をまとめチェックアウトの準備に入る。
今日のフライトはエアーズロック空港14:00発であるがリゾートのチェックアウト
は10:30となっている。

従い10:30にチェックアウトした後はリゾート内で過ごす事になる。運良く?荷物
の回収が遅れ我々は11:00過ぎまで部屋で過ごす。その後ショッピングセンタ
ーで最後の土産購入、そして軽い昼食で時間を潰す。

空港行きのバスが来るまで時間が有ったのでビジターセンターに入ってみる。ノ
ーザンテリトリーに生きる動物、昆虫、爬虫類の標本が展示してありウルル、カ
タ・ジュタについて英語で詳しく説明してある。昆虫好きの次男君はかぶと虫の
標本にくぎ付けとなっていた。

 

我々を乗せたSQ1923便は予定より10分ほど早くエアーズロック空港を離陸。
パースでの乗り継ぎに余裕がでて少し安堵。そのパース着も予定より早い。ま
してターミナル間移動のバスを事前に確認していた事よりスムーズにバスチケッ
トを入手し約20分ほどで移動。国際線ターミナルで出国手続きを行なう。

しかしパース国際線ターミナルは中国正月を過ごした観光客でごった返してい
た。その為シンガポール行きの便は約30分遅れ離陸。チャンギ空港着は夜の
10時を回っていた。家族はウルル登頂の夢が破れた事が重なり疲労度はかな
り高かった。

帰宅後、子供達は登頂の為、再訪したいと言っている。


取りあえず登頂証明書を貰いました。

 

私自身としては今回、念願の世界遺産ウルル登頂が叶わなかった事に対し残念では
ある。が、ウルルの文化遺産としての意義を十分に理解しているならば「逆に今回、登
頂出来なかったのは良かったのではないか」と言う気持ちも湧いている。

何故ならば最終日、登山中止が決まってから登山口にある以下の看板を見たからで
ある。

命を大事にしましょう。登らないで下さい。

「今、あなたが登ろうとしているのは非常に重要な聖地です。・・・登ってはいけません。この場所の本当の意義は登る事にはありません。本当の意義はすべてのことに耳を傾けることにあります。・・・これが正しいことです。「登らない」こと、これがあるべき姿です。

クンマナラ(Kunmanara)、伝統的所有者