オーストラリア (2000年2月5日〜9日)

 


 

シドニー編(2月6日)

 

シドニー湾クルーズ、市内観光へ

カタマラン型のクルーザー

クルーザーを操船するキャプテン

超人気者コアラ

コアラと記念撮影

動物園からシティの眺め、天気が悪い

マンリービーチ、オーシャン・ワールド

水槽の中は魚がいっぱい

マンリービーチの海岸、風が強かった

南太平洋の荒波による断崖絶壁

クルーズでのローストビーフとチキン

クルーザーのデッキは寒かった

シドニー二日目の朝、家内が起きると同時に一言、今日は寒そう私は一気
に窓のカーテンを引く。外は今にも雨が降り出しそうな曇り空。今日はこれから
シドニー湾ランチクルーズを含む市内観光に出掛ける予定である。が、この天候
で一気に気が滅入る。

ホテルのレストランで朝食をサッと済ました後、送迎のバスを待つ。ホテルの外
に出た瞬間、本当に寒い。私は半袖しか持参していなく肌寒さが身に染みた。
気温は恐らく20度を下回っていたであろう。昨日の真夏から秋にたった一日で
一気に季節が変わった。ただシドニーでは良くある事らしい。

予定通り送迎のミニバスがホテルに到着した。既に二名の女性がバスの中に
居る。日本人だ。実は
このクルーズも事前にインターネットを介して予約していた
もので日本人のガイドが付く。その後、クルーズ参加者をピックアップする為他
のホテルに寄るが参加者は総べて日本人である。

我々を乗せたミニバスはシドニー湾クルーズの拠点、サーキュラー・キーに着い
た。そこで日本人ガイドが合流した。日本語を聞きなんかホッとした。と言うのも
ここオースラリアの英語、特にTodayをトゥダイと発音する英語は私にとって非常
に聞き取りづらいものであったからだ。昨日も私の言う事は通じるが相手の発音
が解らず何回も私は聞き直していた。

さあ!これからシドニー湾クルーズの始まりだ。クルーズ船は最新のカタマラン
型の大型ヨットで多少の風にも安定した航行である。出航後すぐに世界三大ガッ
カリ名所の一つオペラハウスを右手に、シドニー港のシンボルであるハーバーブ
リッジを左手に見る事ができた。が、如何せん今にも雨が降りそうな曇り空であ
る。せっかくのクルーズも雰囲気が半減となった。


シドニー港ハーバーブリッジ


オペラハウス、曇天にガッカリが倍増

クルーズ船は約15分航行し最初の目的地タロンガ動物園に到着した。ここはシ
ドニーのシティの対岸に位置した広大な動物園でオーストラリア独特のコアラ、
カンガルー、ウォンバットなどが間近に見る事ができる。ここで約一時間半の自
由行動となる。我々は早速、カンガルー、コアラを見に行った。

ここではコアラと記念撮影が出来るがニューサウスウェールズ州の条令で抱く事
は禁止されており木の上にいるコアラとの記念撮影になった。抱っこされるコア
ラはストレスが溜まり毛が抜けたり最悪は死に至るとの事らしい。が、本物のコ
アラを間近に見た子供たちは大喜びであった。



カンガルー、ピョンピョン良く跳ねていた。


でかいねずみ?これがウォンバット


次にシドニー湾北東に位置するマンリービーチへ向かう為ミニバスに乗り換え
た。マンリービーチには500万リットルの水槽を擁する水族館オーシャン・ワー
ルドがある。タロンガ動物園からは車で約30分の道程である。

オーシャン・ワールドは水中トンネルの中を歩く水族館でシンガポールのアンダ
ーウォーターワールドとほぼ同じ仕様であった。水槽の中には巨大なサメ、エイ
など多くの魚たちが優雅に泳いでいた。

必見は飼育係のダイバーによるサメの餌付けだ。これはサメの餌である魚を手
にしたダイバーが水槽に入りその魚をサメに食わせるものだ。中々サメは餌に食
いつかなかったがガブリと魚に食い付いたその瞬間は迫力満点であった。


餌の魚をガブリ、迫力満点


サメの群れ、恐ろしい

次に我々を乗せたバスはマンリービーチのすぐ南に位置するシドニーハーバー
国立公園にあるドブロイド・ヘッドに向かった。ここドブロイド・ヘッドはきり立った
断崖絶壁からの眺望が有名なところだ。ただ、やはり天候が悪くせっかくの眺望
も今一つだったのは残念であった。


ドブロイドヘッドからマンリービーチを望む

同じくドブロイドヘッドから

ここでバスによる市内観光も終わりランチクルーズに戻る事になりバスはタロン
ガ動物園の桟橋に向かった。

我々のバスが桟橋に到着後約10分でクルーザーがやってきた。乗り込むと他
のツアー客が乗り込んでおりブッフェランチが始まっていた。しかし、このクルー
ザーの大きさでは他ツアーが相乗りしても十分なほどの大きさでありランチもそ
の人数に対応する量が準備されていた。

昼間から私はビール、家内は白ワインで乾杯、子供たちは相変わらず肉中心の
料理をむさぼっている。私も子供たちに負けまいとローストビーフ、チキンなど肉
類の料理を堪能した。

クルーズも終わりに近づいたが天気は曇ったまま

 

食事が終わるとランチクルーズも終焉に近づく。クルーザーはオペラハウスの前
を通過しハーバーブリッジをくぐった後、今朝クルーザーに乗り込んだサーキュラ
ー・キーの桟橋に接岸した。14時ころであった。

我々はそのままホテルに戻らずサーキュラー・キーの散策をする事としロックス
周辺の公園に向かった。


 

サーキュラー・キー、シティマーケット、ハーバーサイドへ


オペラハウスをバックに

大道芸人さんにチップをあげる

ハーバーサイドからシティを望む

カモメは友達?

またステーキ、本当に良く食った

サーキュラー・キーは先にも述べたようにシドニー湾クルーズの拠点でありここに
は多くのクルーザーが集結してくる。そしてこの周辺には風光明媚な公園が点
在している。我々はCity Railの駅前を抜け、ファースト・フリート・パークへ向かっ
た。

ここからのオペラハウスの眺めは最高であり現代美術館もすぐ横に位置してい
る。また、大道芸人が多く、公園を散策する人達が大道芸を楽しんでいた。特に
人気のあるところでは黒山のひとだかり状態であった。

我々もロボットを模した大道芸に足を止め見入ったが中々見応えがあった。そし
て子供を連れチップ(A$2)を空缶にいれてあげると芸人さんは大層、喜んでい
た。

その後、ホテルへ戻る事としCity Railでセントラル駅まで行きそこからLight Rai
lを利用した。Light Railのヘイ・マーケット駅前にはCity Marketがあり外から見
ると露天がひしめいていた。よって中に入って何があるか見てみる事にした。

 

シティ・マーケットの内部

 

シティ・マーケットの中は土産物屋、Tシャツ屋、CD屋など、何百と言う露天が
軒を並べていた。私はオペラハウスの壁掛けを土産として買うが値段は何と!A
$3であった。長男君のキャップも買ったがこれもたったA$2であった。本当に
安いものはここに豊富にあった。

その後、ホテルに戻り休憩後夕食を取る為、ハーバーサイドに行った。ここはダ
ーリングハーバーの核として位置付けされておりホテルからモノレールで15分
のところにある。ここのハーバーサイド・ショッピングセンターにはフードコート、専
門店が約100件も入っている巨大ショッピングセンターだ。

まず家内ご希望のウィース(Weiss)というブティックで買物。ここはコアラ、カン
ガルーなどオーストラリアならではの動物を一筆書きで表現した地元ブランドで
ある。ここではTシャツとタオルを購入した。

その後、夕食の為エッタモガーというファミレスに入る。ここでも私と子供たちは
ステーキを食した。本当に肉類は安くボリューム満点であり肉好きの我が家にと
っては大々満足であった。

食後、ハーバーに出てみるとカモメを発見。ポテトチップを買って餌としてあげて
いるとアッという間に何十羽のカモメが集まってきた。普段カモメを見ない子供た
ちは面白がって餌を与え続けた。

今晩でシドニーの宿泊も最後である。明日はゴールドコーストへ移動する。フライ
トは11時のカンタス。朝9時には空港へ到着する必要がある為今晩も21時過ぎ
の就寝となった。

シドニーに来てから本当に良く食べ、良く歩き、良く寝ている。健全な生活だ。